ICレコーダー RR-XS650の修理(フラットケーブル断線)

ICレコーダー RR-XS650 Panasonic
ちゃんと使えるのに、USBからの充電ができないことと、USB接続してもPCが反応しないという状況のものでした。
感じからすると、単純なものと考えられます。


 まず、分解。最近のものは嵌め合わせが多いので開けるのに苦労しますが、
こちらはネジを外してゆくだけで簡単に開けられました。

裏蓋が開くのではなくて、表側が外れる形です。
表の基板は相対するコネクタで接続されていました。
右のカバーの下に可動式のUSBコネクタがあります。

USBコネクタ部分を取り出して、テスターを当ててみても、コネクタ部分は導通しています。
よく見ていると、フラットケーブルに一筋の線が入っています。
この部分が折れ曲がって切れていたのです。
構造的にちょっと無理がある感じでした。設計の甘さでしょうか。
 さて、フラットケーブルをどうするか、しばらく考えていたのですが、代替品も見つからず、思い切ってホルマル線をはんだ付けすることにしました。
使用したホルマル線は0.1mmのもので、半田付けは至難の業です。
フラットケーブルは6芯です。よく考えたら2芯ずつ電源用かもしれないので、もっと簡単に配線できたかもしれません。
 とりあえず、6本のラインを、この写真のように、端子の部分の露出しているところにはんだ付けしました。
1本1本テスターで当たりながらの作業でしたが、なんとか6本導通させることができました。
ちょっと向きを変えて組み付け、完成です。
多分、強度的には弱いかもしれませんが、一時しのぎにはなりそうです。
サービスセンターに問い合わせれば、フラットケーブルだけ入手できるかもしれません。
後で、問い合わせしてみようと思います。

というわけで、ICレコーダー RR-XS650の修理は完了しました。
長く使った時に起こりうる断線までは設計段階では予想し得ないのでしょうね。





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