
NTT αNX-M システムを設定してみました。
四苦八苦はしましたが、実用的なものができました。
外線 4回線 5つの電話番号
据え置き型電話機 8台
ハンディタイプ 3台
FAX用 単体電話 2回線
ドアホン 2台
このような設備での設定です。
再現できるように順を追って書き留めておきます。
実験研究目的ですのでご質問等はお受けできません。
説明もわかりにくいと思いますが、あくまで私的な備忘録です、お許しください。
αNXのシステム設定をしますが、Webでの設定ではすべての項目を設定できません。
しかしWeb設定のほうが便利な点もあるので、電話機からの入力とともに
両方を駆使して設定しました。プロではないので・・・。
----- 主装置の初期化 ----------
主装置本体内スイッチを「初期化」に切り替えて電源を入れる。電話帳なども初期化する場合は、電源を切り、コイン電池を抜いて初期化する。
電源投入後、しばらくすると電話機の表示が通常時のものになったら
「初期化」を「通常」に切り替える。
----- 主装置Web設定用LAN IPアドレスを設定する ----------
デフォルトでは 192.168.1.10 がIPアドレスです。これを自分のネットワーク内に入れるように変更しました。
(DHCPサービスから自動取得にもできます、デフォルトでは「しない」となっています)
----- システム設定モード(電話機からの入力) ----------
システム設定は TEN 1 の電話機からしかできません。内線 決定 # * # * スピーカ でシステム設定モードに入ります。

システム設定モードでのキー操作は下記別紙参照ください
システムデータの分類
データの形式
データ投入方法
1 2 2 1 とボタンを押すと、デフォルトでは下記のような表示になります。
12-21 自IPアドレス設定
192.168.10.1
192 フック 168 フック 0 フック 82 スピーカ

(スピーカボタンで変更が決定されます、
IPアドレスについては、組み込むLAN環境によって決定してください)
続けてサブネットマスクが表示されます
12-22 サブネットマスク設定
255.255.255.0
スピーカ ボタンでゲートウェイIPアドレス設定に移る
12-23 GWIPアドレス設定(LAN)
0.0.0.0
192 フック 168 フック 0 フック 1 スピーカ
機能 決定 * で運用モードに戻る
一旦、電源を切って再起動するとIPアドレスの変更が有効になります。
----- ブラウザからのシステムデータ設定 ----------
ブラウザにて設定画面を表示する。IPアドレスを変更したので 192.168.0.82 で表示される

ログインID 9999
暗証番号 9999
システムの設置状況を見てみましょう
レポートタブ 運用状況レポート 実装情報 ユニット と辿ってゆくと
現在の設置状況を確認することができます。
----- 外線の設定をする -----
■外線の種別を設定初期の状態はナンバーディスプレイ非対応なので、ナンバーディスプレイ対応に変更します。
内線 決定 # * # * スピーカ でシステム設定モードに入ります。
03-01-001 LEN種別設定
3
デフォルトでは 1番の外線(LEN1)がPB(プッシュボタン)に設定されていますので、この数値を 11 に変更します。
同様に
03-01-002
03-01-003
03-01-004
も 数値を 11 に変更します。
最後に 機能 決定 * で運用モードに戻ります。
私はアナログ外線を4回線入れていますので、 LEN1~LEN4を 数値11に変更しています。

電話番号ごとに外線に着信させるため
■モデムダイアルインが有効になるようにします
03-14 モデムダイアルイン契約有無
00 ---------
この表示の状態で 数字キー 1 2 3 4 と押すと
03-14 モデムダイアルイン契約有無
00 -1234-----
という表示になるので、最後に 決定ボタンを押して入力を確定する
LEN1~4 の外線がモデムダイアルイン対応になり、次のダイアルインテーブルの設定で外線(LEN)に電話番号を紐付ける事ができるようになります。
電話番号ごとに外線に着信させるため
■01-40 ダイアルインテーブルを設定します
ダイアルインテーブルの設定はWeb設定のほうがわかりやすいので、Webから設定しました。

5つの電話番号を NK1~NK5(仮想外線)に割当てました。
モード 昼・夜・休憩・休日 いずれも同じ設定です。(モード切替が無効なら昼だけの設定でもいいと思います)
NKに対応した外線ラインを割り当てる(必須ではない)
この設定をしないと、発信時に優先補足ラインから順に割り当てられます。
今回は実験的要素もあり NK番号と外線のラインを固定するため、こちらの設定をしました。
■ 04-15 NK発信補足LEN
04-15-001 NK発信補足LEN
00 -123456789
04-15-001 NK発信補足LEN
00 -1---------
このように設定することでNK1での発信が外線1(LEN1)より行われるようになります。
同様に
04-15-002 NK発信補足LEN
00 --2--------
NK2での発信が外線2(LEN2)より行われます。
04-15-003 NK発信補足LEN
00 --2--------
NK3での発信が外線2(LEN2)より行われます。
04-15-004 NK発信補足LEN
00 ---3-------
NK4での発信が外線3(LEN3)より行われます。
04-15-005 NK発信補足LEN
00 ----4------
NK5での発信が外線4(LEN4)より行われます。
■ 2-03 回線キー設定 電話機回線キーにNKを割り付ける
電話機の回線キー1~5 までを外線ボタンとして設定します。
デフォルトでは IK (直接外線)に設定されています。
回線キー6以降はワンタッチキーとするため OTK に変更します。
TEN選択で 電話機1からすべての電話機を設定しなければなりません。

TEN2からTEN8までの電話機はこの設定です。
TEN1の設定用電話機は、回線のモニタをするため直接外線のIK1~IK4を入れて
下記の設定にしています。

ハンディタイプの電話機では 回線キーの数が違うので 設定は違ってきます。
OTK ワンタッチキーの動作については別に設定します。
このままでは着信しても鳴らないので、次の設定をします。
■ 2-10 着信鳴動回線キー設定(昼・休憩)
■ 2-11 着信鳴動回線キー設定(夜・休日)
回線キー 2 に割り当てた電話番号はFAX用ですので、普通の電話機ではならないようにしています。しかし、回線キーは光りますから、FAXを受信していることがわかります。また、単体電話(LEN29,LEN30)にはFAXをつないでいますので、上の設定とは逆で、回線キー 2 だけ着信鳴動するようにしています。

■LCDのバックライトを点灯させる
2-38-00x バックライト設定
0-0
電話機それぞれについて設定しなくてはなりません(2-38-001~2-38-010)
設定値は 0-0(デフォルト)を 2-30に変更
これにより着信や操作時のみバックライトが30秒間点灯します。
これで、意図している動作で使えるようになりました。
次のページで ハンディ型の子機 の設定をしてみます。
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