ZOJIRUSHI 電気ポット CV-TX30 が壊れたので分解してみた

ZOJIRUSHI 電気ポット CV-TX30 が壊れたので分解してみたら、リレーの接点が焼けていて温度ヒューズが飛んでいた。

症状は、気がついたら全く通電しない状況でした。


 分 解

まずは分解して確認します。
裏側にネジが1個見えています。星型の特殊ネジになっていました。
これを外すと金属の蓋が取れます。




次に回転用の外側のリングを外します。嵌っているだけですので簡単に外せます。
すると、マグネットプラグを固定しているネジが見えるのでこれも外します。



ここから、ちょっと苦労しました。
本体のボディを持ち上げようとすると、お湯出口のあたのが引っかかって外れません。
もしや、パネルの下にネジがあるかもしれないと思って、ちょっとカッターで切ってみましたが、ネジはありませんでした。

結局、嵌め合わせになっているだけのようでしたので、こじ開けました。




ここが一番の難関で、あとは簡単に取れます。

 調 査




マグネットプラグからテスターで調べてゆくと、全く導通していません。



ここに温度ヒューズがあるようです。

マグネットプラグ・青コード --> 167℃ --> 茶色コード
マグネットプラグ・赤コード --> 157℃ --> 黒コード

両側に2種類の温度ヒューズが入っていました。


いずれも導通がなくなっていました。切れています。



目視確認でリレーのケースが溶けていることに気づきました。
リレーも死んでいるのかもしれません。



確認のためリレーを外して調べました。



表も裏も溶けています。



12Vリレーでしたので、電源をつないで導通をチェックしてみましたが、
ON時で0.5Ωと、とりあえず導通していそうでしたが、溶けていることを考えると何かおかしいです。

この時点で、適合する温度ヒューズも無いしリレーも無いので、
廃棄決定でリレーを分解してみることにしました。

ルーターでリレーのケースを切って中を確認します。







見事に接点が焼けています。

 考 察


たぶん、リレーの接点が焼け付いて温度制御が効かなくなり、温度上昇のために温度ヒューズが切れたものと思われます。
大電流が流れる接点だけに、経年劣化とでも言えるのではないでしょうか。



製造後10年経ちます。
電化製品につてはよく使えたほうだと思います。





温度ヒューズが2種類になっているのは安全策なのでしょうか?
発火でもして火事になったらメーカーは大変ですからね。

「まほうびん保温」という言葉につられて購入した電気ポットです。
てっきり断熱材でも入っていると思っていましたが、
外側に銅製のリングが付いているだけでした。
これだけでも「まほうびん保温」になるのですね。



取扱説明書がPDFで見られます。



1 件のコメント :

  1. CV-WB30でしたが、やはりリレーの交換で直りました。
    分解が厄介でしたが、底から順番に分解していき胴体のケースを引き抜いたら側面に基盤がありました。


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