ダイソン DC63 掃除機の車輪が壊れたのを修理してみた

dyson DC63掃除機 使い始めて4年経ちます。
右側の車輪が突然取れてしまいました。


下の写真は正常な状態。車輪をプラスチックのワッシャーみたいなもので挟み込んでいます。最初はここがどんな構造になっているのか、想像がつきませんでした。


次の写真は、割れた押さえている部分のプラスチックです。(接着剤をつけたあとの写真で、ちょっと汚れています。) 
強度の補強はしてあるようですが、プラスチックなので耐久性はこんなものかと思いました。

やはりダイソンも耐久性は無いのかなと思った瞬間でしたが、車輪周りの構造をみてダイソンの凄さを痛感しました。


外れた車輪の軸の部分です。


どのような構造になっているのかというと、中心に金属の輪があり、外側のプラスチックとの間にテフロンか何かの樹脂(写真で一番黒く見えているところ)があって、ベアリングのようになっていました。この金属の輪がとてもスムースに動きます。
日本製の掃除機には無い耐久性への工夫がこんなところに垣間見られます。すごい!


割れたプラスチックのワッシャーでこの金属リングを挟み込んで止めている構造です。
日本の掃除機は、みな、車軸の部分はプラスチックの嵌め合わせになっていて、数年使うとガタガタになってしまいます。さすがダイソンと思いましたね。

さて、割れた部品をダイソンにの修理に出そうかとも思いましたが、いろいろ考えた結果、自分で修理しました。

この割れたプラスチックのワッシャーが金属スリーブを挟めばいいみたいです。
ネジの頭が引っかかる部分が割れているのでうまく挟み込むことができなくなっています。ここをどうにか工夫すればいいと考えました。

ちょうど、最近購入したUV硬化型のプラスチック(BONDIC)で埋めてみようと思いました。
今まで、プラリペアを良く使ったのですが、こちらのBONDICはUVで硬化するので、とても使いやすいです。(時と場所による)

裏側からネジを立てておいて、その周囲を何層もに分けてUV硬化型のプラスチックで埋めてゆきます。


幸い、金属に接着しませんから、固まった後にねじをはずすと、下の写真のようになりました。


飛び出た部分をヤスリで削って平にします。


中心の穴は、ネジがスムースに入るようにドリルで広げました。


金属のワッシャーを噛ませて、耐久力をUPさせます。


これを取り付けたのが次の写真です。
ネジの頭は飛び出てしまいましたが、しっかりと車輪を固定しています。


この修理をしてから1ヶ月使っていますが、問題ないようです。
いずれ壊れるかもしれませんが、まだまだ使えそうです。

今回は、ダイソン掃除機の隠れた工夫を発見して、さすがだと思いました。 日本製の掃除機は、車輪はガタガタ、ローラーはガタガタ、耐久性は全く良くないです。

次の写真は本体下部のローラー部分です。
ローラー自体はしっかりしているのですが、どうもプラスチックの擦れが見えています。 この辺が、ダイソンの課題でしょうかね。


日本製の掃除機は、このようなローラーはすり減ってしまい、軸がガタガタになってしまいます。
さすが、ダイソンです。
いつまで使えるのか・・・、長く使えれば、この高価な値段でも納得ですよね。
また、壊れたらレポートします。


1 件のコメント :

  1. 私のダイソンも車輪に関するトラブルがありました。
    私のは、本体側の突起部分が折れてしまい、瞬間接着剤で付けましたが、グラグラしてすぐに折れそうなので、きちんと修理して長く使おうと思ってメーカーに問い合わせました。
    答えは、修理に22,000円かかるということで、諦めました。
    それなら、ステックタイプのクリーナー(マキタ製)に買い替えようと決めました。
    車輪周りが弱いというのは、重大な欠点ですので、メーカーには、さらに改善してほしいものです。

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