電気カーペットの修理・・・原因はリレーでした

自宅で使っていたフローリングタイプ電気カーペット DC-3V3R の動作がおかしくなったので修理してみました。
 
このページの内容はあくまで個人的実験・研究に基づくものです。
問い合わせ等にはお応えできません。
電気製品の修理などは専門業者様にお願いしてください。

2015年製造のもので、5年という年数を考えると壊れるのでしょうね。

販売店さんに相談したら「修理できなくはないけれど、またすぐに別のところが悪くなることが多いし・・・。」と新しく購入を薦められました。

そりゃそうですよね。修理と言っても、自分のところでするわけではないし、販売店さんは売らないと利益になりませんからね・・・。


故障状況は、このカーペット、半分ずつコントロールすることができるのですが、片半分が暖かくならなくなってしまいました。

リモコンで操作できるので、コントローラーの主要部分は生きていると判断、
かんたんな原因ではないかと推察し、買い替えをちょっと待ってもらいました。

スイッチングしている所か電熱線の断線あたりかと思ったので、

まずは、中を開けて確認。



コントローラーからは4本の電熱線のみ出ています。
電熱線のハンダ浮きなのではないかと思いましたが違いました。

基板上は目視する限り異常なところは見当たりません。半田の浮きもなさそうです。

基板を眺めていて ふと、いったい温度センサはどこにあるのか? 
という疑問が湧いてきました

電熱線の抵抗値とかで温度検出しているのでしょうか。ちょっと不思議でした。

ちょっと危険ですが、ACをつないでACラインから電圧がかかっているところをテスターで調べてゆきました。

リレーはカチカチ音がするので、大丈夫と思っていたのですが、
リレーから出ている線にACが出てきていません。

これが原因か!

リレー2個が乗っている基板は別になっていたので外してチェックすることに。
この部分は半田で配線が取り付けられていましたが、簡単に外すことができました。



12Vのリレーです。
テスターで調べると片方のリレーは接点の導通がありませんでした。
今回の原因はここにあったのです。

リレーを基板から取り外し、中を開けてみると・・・
接点部分がススだらけでした。これで接触が悪くなっていたみたいです。




接点を磨いて使っても良かったのですが、ちょうど同じ規格の手持ちのリレーがあったので、そちらにリプレースして修理完了です。

これで、また、何年か使えるのではないかと思います。

この程度の故障で捨てられてしまう電化製品が可愛そうですね。
ものづくり日本かもしれませんが、その裏には使い捨て日本があるんですよね。

故障修理もなく買い替えばかりとなった今、メーカーさんもどこが悪くなるか知らないのではないでしょうか。
Panasonicの方が見ていらっしゃしましたら、参考にしてください。







1 件のコメント :

  1. 獣医さんと同じカーペットを持っていて同じく半面動作しなくて、獣医さんの記事を読んで勇気を出して基板を開けてみました。 何も知らない主婦なのでリレーも開ける事を出来なかったです。あちこちいじって何もできないのでそのまま元通り戻りました。 そして奇跡的に直りました🤣😅ありがとうございました!

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