以前、東和銀行は払戻の際に金種指定すれば無料で出金してくれたのですが、
他の銀行同様に、預金の払い戻しでも金種指定すると手数料を取られるようになりました。
払戻請求書に記入するのが面倒なので、Excel VBAを駆使して伝票を自動作成するプログラムを作りましたので紹介します。
特定の人には便利なのかなと思いますし、ここで使っているVBAのテクニックも面白いかと思います。
また、レイアウトを変更するだけで、他の金融機関の伝票印刷に変更することも容易です。
使い方
ファイルを開くとこの画面になります。
黄色の部分が入力項目です。店番、口座番号、住所、氏名はいつも同じであれば記入した後、上書き保存すれば毎回入力する必要はありません。
入金表
を作る場合は、「入金票」にチェックを入れ、金額を入力し、「印刷イメージの表示」ボタンを押すと、次のような印刷用の画面に変わります。内容が良ければ、「印刷」ボタンを押すと、伝票の画面が消え印刷ダイアログが出ます。
東和銀行の伝票をプリンタにセットして印刷します。
払戻伝票
を作る場合は「払戻請求書」にチェックを入れ、金額を入力します「印刷イメージの表示」ボタンを押すと払戻票の印刷イメージ画面になります。
金種指定のある場合(両替)は「両替」にチェックを入れ下側の金種に必要な枚数を入力します。硬貨は包んである単位(50枚)での指定となりますが、セルの保護設定を変更すれば、1枚ずつの枚数を入力できます。
こちらが、金種指定の場合の伝票です。
これを印刷するとこんな感じです。
結構便利です。
VBAプログラム
は難しい内容ではありません。入力画面のワークシートの結果を印刷ワークシートに転記します。
印刷ワークシートを1枚で済ませるために、入金伝票と払戻伝票の画像を重ねて配置し、どちらを表示させるかをコントロールしています。
印刷ワークシートにはテキストボックス、画像などを配置し、それぞれのテキストボックスには、わかりやすいように名前をつけてVBAでコントロールしています。
(オブジェクトの名前を自動のままでなく、オリジナルの名前に変更するだけで格段にプログラミングが楽になります)
テキストボックスなどのオブジェクトは ホーム→検索と選択→オブジェクトの選択と表示 で一覧表示できます。
ここで、テキストボックス名を変更できますのでプログラムしやすいように名前を変更します。
画像オブジェクトの表示・非表示は
Worksheets("印刷イメージ").Shapes.Range(Array("図 入金")).Visible = msoTrue
または msoFalse で制御できます。
印刷ダイアログ表示前に、画像を msoFalse で非表示にし、印刷終わったら再度表示しています。
印刷ダイアログを表示するには
Application.Dialogs(xlDialogPrint).Show Arg1:=2, Arg4:=1, Arg2:=1, Arg3:=1
です。
Arg1~3の設定は他のサイトを参照して下さい。
簡単なものですが、結構便利に使っています。
よろしけれは、ダウンロードして参考にして下さい。
銀行関係の事務効率化に常々欲しいと思っていた書式ですが、自分でVBAを駆使して、また伝票の印刷配置の設定等高度な知識がないとできそうにありませんね? これをマスターすれば応用もできると思うのですが!! マスターする方法等ご教示いただけないでしょうか
返信削除宜しくお願い致します。