IDEXX検査機器 結果のレシートプリンタ出力

当院ではIDEXXの検査機器を長いこと使用しております。
(IDEXX ProCyte と Catalyst)
検査結果はPCからのA4用紙への印刷のみとなっていて、保存性が悪いため
自前でレシートプリンタに結果を印刷するユーティリティーを作って使用しています。
長らく使用して安定しているのでご紹介します。


今どきは電子カルテを使っている方も多いかと思いますが、
まだまだ手書きのほうが良いということで、
カルテに検査結果を貼り付けたりして保管している先生も多いと思います。
そんな先生にお役に立てると思います。
カルテの時系列の中で検査結果が見られると、別紙保管よりわかりやすいですよね。


ユーティリティー概要

IDEXXの検査機器は1台のデータ管理用のパソコン(IVLS:IDEXX ベットラボ ステーション)で各機器への患者データのリクエストや検査結果の印刷をしています。

当院の検査機器
そして、このIVLSはルーターで院内のネットワークとは切り離されています。
ルーターの設定情報は教えてもらえませんでした。
これがあっても検査結果のデータは院内のネットワークに流れてきます。


どのようにしてこれらのデータを取得するのかというと、
IDEXXにはInterLinkという機能があり、ネットワークを介して外部とのやり取りをするシステムが用意されていて、主に電子カルテなどとの連携に利用されているようです。

データを受信するパソコンにインストールします
InterLinkソフトウェアをインストールしたPCには、
検査が終了すると検査データがxml形式のファイルで飛んでくるというものです。

この検査結果のxmlファイルを監視してレシートプリンタに印刷するユーティリティーを作りました。
当初、数年間はVisualBasic 6.0 で作ったソフトで運用していましたが、印刷レイアウトの手軽さから、Excelにコア部分を移植し、VBAで自動印刷させるようなシステムとしています。
古くなったノートPCで充分です
レシートプリンタも多くのものがWindowsのプリンタドライバを持っていますので、昔みたいにEPSONのOOPSを使う必要が無いので、開発は楽です。

IDEXX Intelink のインストールと使用方法は、別記事にて解説します。

今回公開するExcel VBAを利用したユーティリティーは2種類です
  • InterLinkからの受信データを自動的にレシートプリンタに印刷するもの
  • InterLinkの過去データから、結果の比較表をつくるワークシート(別記事)
です

ExcelのVBAでこれだけの事ができてしまうんですから、便利ですし、
Windows7以上でOffice2013以上がインストールされていれば使えます。

レシートプリンタですが、一般的には売られていませんが、ヤフオクを見ると中古ですが、かなり格安で出品されていますのでEPSONのTMシリーズ、USBインターフェスのものを購入されれば大丈夫です。
インクを使うインクジェットと違い、ビジネスユースのTMシリーズは、物凄い堅牢にできています。

ここからは、そのPCに
  • IDEXX Intelink がインストールされて動作していること
  • レシートプリンタが接続され、ドライバがインストールされていること
  • Office2013以上のエクセルが問題なく動作していること
か前提で話をすすめます。

検査結果自動レシート印刷ユーティリティー

IDEXX print utility download.(EXCEL type)

ダウンロード(IDEXX_printutility.zip)

エクセルファイルですので、ダウンロードして開いてみてください。
VBAのマクロに関するセキュリティのメッセージが出ると思いますが、全てOKでスルーしてください。

起動しても最小化している状態ですので、アイコンをクリックして最大化してください。
既に自動監視がタイマー割り込みでかかっていますので、メインメニューフォームから停止してください。


ボタンの説明
  • Show Menu 右下の印刷イメージが表示されているフォームが開きます。
  • Print 表示されているイメージを印刷します
  • Monitor Strart/Stop 一定時間での監視を開始/停止します
  • Disp ribbon エクセルのリボンメニューを表示します
  • Save & Exit 終了してブックを閉じます

次にセッティング用のシート(I_Settingタブ)を選び、
フォルダの位置(Get Folder Nameボタン)、プリンタ情報(Get Active Printer Name)を設定してください。


ここでの設定必須項目は Data FolderLabel Printer Name です。

プリンタ名は、アクティブプリンタ名(通常使用するプリンタ名)を取得するボタンですので、レシートプリンタ以外のプリンタを使用している場合は、一旦、レシートプリンタを「通常使用するプリンタ」にしてから、Get Active Printer Name ボタンを押してプリンタ名を取得してください。

Auto 項目をOFFにすると、ブックが開いても監視が始まりません。

セッティング用のシートを変更したら、上書き保存して一旦、Excelを終了させてください。

再度ワークシートを立ち上げ、手動で印刷できるか確認してください。
この状態でデータが飛んでくれば自動的に印刷もします。

シートには当日の検査結果リストが表示されます、
印刷したいセルでマウスをクリックすれば内容が表示されますので
手動で何回も印刷することができます。

エクセルについての注意事項

既に何らかのExcelを動かしている、または他の目的でExcelを使用するPCであるなら。Excelを別プロセスで起動してください。
VBAの競合によるトラブルを防げます。
(通常だと、同じプロセスの中で次々にワークシートが開いています)

Excelを別プロセスで起動する方法は別記事にて解説しています。
こちらの記事を御覧下さい。

別プロセスで起動するショートカットをスタートアップフォルダに入れておけば、
パソコン起動後に自動的に動作開始します。

一般的な Microsoft エクセルを利用したユーティリティーですので、
気軽に利用できると思います。
レシートプリンタ出力がほしいと思っていた方はお試しください。



あくまで、これらのユーティリティー類は自分の業務改善用に作成したものであり
そのインターフェス規格類も独自に研究したものですので、メーカーに問い合わせ等はしないでください。




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