日本のIDEXXのサイトには出ていませんでしたね。
本国のアメリカのサイトには、昔、詳しく書かれていたのですが、
最近はどうかわかりません。
このソフトウェアをWindowsマシンにインストールすることで、IDEXX検査機器からのデータを受信できたり、患者情報や検査機器への検査依頼などのやりとりをすることができるようになります。
電子カルテ連携用のソフトウェアということになりますね。
日本国内の検査機器会社は、その結果出力を取り出すことについては、ほとんど教えてくれない(公開していない)のが現状です。
機器にはUSB端子やRS-232C端子があるのに、データ・フォーマットを公開していませんし、中には外部出力をするためには、サービスメニューから設定しないとならないようなっていたり、本当に何を考えているのだろうと思います。
電子カルテ連携のためには、何やら高額なソフトウェア・パッケージが必要だったりと、不親切なのですが、その辺はアメリカの会社でオープンなんですかね。
IDEXX Catalistは本当によくできた血液検査器械です。
検査結果については問題あると思いますが、機器としては「痒いところに手が届く設計」ですね。
当院では導入してからトラブル続きで、アメリカ製はダメだなと思っていました。
多分サービス窓口ではブラックリストにのっていたのではないかと思います(うるさい顧客として)。しかし、最近は動作が安定していて、サービスに連絡することもなくなりました。
中身は日本製の部品がほとんどだそうで、日本のメーカーなら、この程度のものならすぐに作れるでしょうが、市場規模の小さい日本では無理なんでしょうかね。
何と言っても、IDEXXという会社は全世界を相手にしていますから、強いですね。
インストール方法
IDEXX Interlink Install の本題に入ります。私の作ったレシートプリントユーティリティーを使うためにはIDEXX Interlinkをインストールしなければなりません。
IDEXXのサイトからdownloadします。 こちらです
なくなっていたら「IDEXX Interlink SDK software」で検索してみてください、どこかで見つかるはずです。
私の使っているVer.2.15はこちらに保管してあります。
以後、Ver.2.15の説明です。
英文のインストールマニュアル(PDF)です。
InterlinkApplication215.exeを開き、インストール開始します。
途中でMicrosoft .NET Freamwork のインストールが必要な場合があると思います。
Microsoft Visual C++ で描かれているのですね |
ここからはYesとNextで画面をどんどん進めてください デフォルトのままインストールすることをお薦めします |
途中省略 |
これでインストール完了です
スタートアップにも登録されて、PC起動時に自動的に起動します。
起動時にWindowsファイアウォールのメッセージが出る事がありますが アクセスを許可する にしてください。 |
アイコンが緑色になっていないと接続できていませんので、ネットワーク環境等を再確認してください。
黄色のアイコンは接続できていません |
緑のアイコンは接続完了です |
右下のアイコンをダブルクリックすると設定の画面が表示されます。
デフォルトでは C:\IDEXX Interlink 以下のフォルダに受信したデータが蓄積されて行きます。
フォルダ名の設定を変更すればNASドライブなどを使用して保存することも可能です。
私の作ったユーティリティーで使うフォルダは XMLメッセージを受信してある \Results\Data フォルダだけです。
次に、IVLS本体の設定をします。
接続完了していれば、ベットラボステーション画面、右下にInter Linkアイコンが表示されていると思います。
このアイコンをクリツクすると、次の設定画面が出ます。
データ転送をONにしてください。
これで検査結果がご自分のPCに飛んでゆきます。
受信データはこんな感じで蓄積されてゆきます。
ネットワーク上に保存場所を指定した場合の問題点について
Windows側の問題ですが、私はこう解決しました。別ページの記事をご参照ください。
IDEXX Interlink SDK について
IDEXXではソフトウェア開発キット(Software Developer Kit)を提供しています。私がダウンロードした時のもの(何年も前です)は、VBでのサンプルやIVLSシュミレーターなども入っていました。
電子カルテ開発業者向けのものですね。
興味がある方はダウンロードしてみてください。
(今もダウンロードできるのかは不明です)
参考までに、英文のマニュアルです。
IDEXX InterLink Programmer's Guide Appendix v1.pdf
IDEXX InterLink User's guide v1.2.pdf
あくまで、これらのユーティリティー類は自分の業務改善用に作成したものであり
そのインターフェス規格類も独自に研究したものですので、メーカーに問い合わせ等はしないでください。
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